クレジットカードを作ったり、カードローンを利用したりする時に、与信枠という言葉を見聞きした経験はありませんか。金融関連ではよく使われる言葉ですが、具体的に何を指すのか、よくわからないと言う人も意外に多いのではないでしょうか。与信枠というのは、要は相手に信用を与える枠という意味です。特にクレジットカードやカードローンなどは、質屋などとは異なり、担保物件がありません。
そのためカードを発行する時、または融資を行う場合などには、相手の信用と言うのが何よりも求められます。ではこの信用とは、一体どのようなものでしょうか。信用を大きく決定づけるのは、その人の属性情報です。たとえば収入や勤務先、勤続年数などがこれに該当します。
さらに居住環境や居住年数なども影響します。自宅が持ち家で居住年数が長い人の場合は、それだけ信用も大きくなり、審査に通りやすくなることがあります。また高収入であるとか、収入が安定的な正社員などの場合は与信枠が大きくなる傾向が見られます。しかし審査に通ったから、後はすべてOKと言うわけではありません。
途上与信と言うものもあって、審査に通った後の利用状況や、返済状況などをチェックすることをこう呼んでおり、大体3か月から6か月に1度の割合で行われます。特に返済において延滞が多いとか、カードのキャッシング枠の利用が多い時は、場合によっては利用停止となったり、更新ができなくなったりすることもあるので要注意です。